北海道議会臨時会は19日最終日を迎えます。議長および委員長などが決まり、第29期道議会が本格的に始動します。通常は議会人事のみの改選後の臨時議会なのですが、今回は東日本大震災の津波被害対応の補正予算審議が行われます。
18日には質疑のための意見交換を行いました。漁業被害の対応として漁期に間に合わせるための事前着工や支援策の柔軟な適用など、国に対するさらなる要望が欠かせない状況となっています。
具体的には、日高管内の漁組共同施設(製氷、冷凍、荷さばき施設など)などの復旧費補助として1.5億円、えりも栽培漁業センター復旧費として9,388万円が計上されています。
また、福島第一原発の事故から、泊原発の安全確認や今後の電力行政に関する知事の考えを質しますが、道は政府が浜岡原発のみを停止要請した明確な根拠が示されていないとの考えにたっています。さらに、水産物の風評被害対策に関しても、現在はモニタリングの継続・拡大しか方法はなく、これから始まる太平洋沖を漁場とするサンマやイカへの影響が心配されています。知事は予定されている中国でのトップセールスの際にも、安全性に関してアピールをするとのことです。
エネルギー問題に関しては、我が会派内でも意見集約が行われていなく、今後の大きなテーマとなることは間違いありません。