新聞の読者からの欄に、今話題の政務調査費と政治資金収支報告の二重計上の問題に対する意見がありました。この問題に誤認があるようなので、私なりの説明をしたいと思う。

 *二重計上したから「政調費を余分に受け取っていた」という判断ですが、実はそうとは限らないのです。
 まず、報告義務のある政治資金はそのお金がどこから来たか、何に使ったかを公開するもので公金ではありません。議員の政治活動全般に関わったお金の動きを公開するものです。但し活動の中には政務調査費を充当するものや一部がそれに該当する活動があります。例えば意見交換会の開催や事務所の経費などです。
 後援会から一旦支払い、後日後援会と政調費に按分するのですが、後援会の部分の報告で按分した金額を差し引かなかったということなのです。
 残高がどうなっていたのかはそれぞれのケースで違うのでしょうが、決して公金を余分に使ったということではないと思います。
 ご理解できましたか?
 このような誤解は報道のあり方にも要因があると思われます。そこで私は、議員の実態を分かってもらうために、近日中に独自の使途公開を行うつもりです。
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藤沢澄雄/Sumio Fujisawa
sumio@evergreen.st
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