道の財政健全化対応として議会で検討されている問題で、自民党道民会議は政務調査費を10万円削減し、月額33万円とする案を決定しました。
年間総額で1億2,480万円の削減となり、これまでの報酬の10%削減よりも1,248万円の削減増となります。議員報酬から削減するべきだとの意見もありましたが、結果として議員活動の幅を狭めかねない?政務調査費を削減することに落ち着きました。
削減を巡っては様々な意見があり、「議員の権威を保つためには議員報酬に手を付けるべきではない」との意見のほか、「政務調査費は議員の活動ほ補償するものだから、減額は議員活動を否定することにつながる」との意見もありました。
議員年金が廃止となり、議員には知事と違って退職金や雇用保険がないことはあまり知られていません。TVでのコメントや新聞の投書では「議員はボランティアで」などとの意見も見られました。これは、あまりにも無責任で軽率な発言です。
ボランティアで行われる政治にどれほどの責任を求められるのか?また、無報酬だとどんな人が政治を担うことになるのかを、真剣に考えての発言なのでしょうか。これは、まさに「現代の無責任体質」の表れではないでしょうか。