29日一般質問の答弁で、今年度新たに学識経験者や経済団体、地域の行政関係者からなる「投資に関する促進のあり方検討会議」を開催すると高橋はるみ知事は答弁で答えました。
私は、最近特に中国資本による投資に対する排他的思想が跋扈する中で、ナショナリズムに満ちた感情論と、ビジネスは分けて考えるべきだ思っています。オーストラリア資本が良くて中国資本がだめなどという偏見は捨てて、積極的な海外からの投資を受け入れるべきだと考えています。山林だって水資源の保護と乱獲阻止ができるのなら誰が所有しても構わないとさえ思っています。それだけ地方は何かの力を利用しなければ勝ち残っていけないのです。そして政治は常に感情を押し殺し、冷静に(バランス感覚を持って)広い見地に立って判断する必要があると考えています。
また、エゾシカ対策に関しての質問では、地域が連携して捕獲から有効活用、処理に至るまでの一括した取り組みを行った日高地方の例を「日高モデル」として全道に紹介し、広めると答弁もいただきました。
教育委員会では、教科書採択に関する問題提起と、服務規律の調査に対する批判に対して毅然たる態度で臨むよう提言を行いました。最終的な教科書採択は採択地区の協議会、教育委員会の判断となります。
答弁調整を止めたことで、マスコミが答弁書をコピーすることができなくなり、取材がめっきり減りました。それとともに、道議会での”議論”を取り上げるウェートが減ってきています。記事に取り上げる量が、取材の少なさで減るというおかしな現象となっているのです。政務調査費の問題などの批判はよくするのですが、しっかりと議論をしている様子も取り上げてほしいものですね。
発信は自ら行うしかないようです・・・