「もしもの事を考え、できるだけ多くの危険を想定して、安全策をとる。」例えば原発の安全性についてなら異論はないだろうが、電力不足となると話は別のようだ・・・
政府は東電の供給エリアに15%の節電の呼びかけているが、昨今、企業の自家発電など、いわゆる埋蔵電力を加味するとまだまだ電力には余裕があるのではないかとの主張も聞かれます。電力会社の発表する電力需要予想のデータについて、さも「原発依存度を強調したいがために、多めの需要予測をたてているのではないか?」との論調が目立つ。
そのデータの信頼度はどれほど高いのかは、私は分からない。しかし、ここで「ちょっと変じゃないか?」との疑問がわいてきました。原発における安全性の確保には、従来の“想定”以上の危険性を取り除くべきだとの発想が当たり前となっているのに、電力需要を想定する時は、できるだけ少なめの楽観的なデータを指示したがる・・・「これって、おかしくない?」