道教委よりお知らせがありましたので紹介します。(文章編集)
「校務支援システムについて」報道では

① 「小中高校の児童生徒の情報をインターネット上で一元管理する」
② 「成績などの個人データが一元管理できるため、警戒の声があがる」、「成績などのデータが一元管理されると、全道の学校や子どもが学力別に序列化される」
③ 「道立校は経費負担がないが、市町村立学校は1校当たり月1万5千円の運用経費がかかる」

これらの懸念は事実と異なる

① 「インターネットで一元管理しません。」
   本システムは、専用の回線を用いるため、インターネットからのアクセスはできない仕組となっている。インターネット上で一元管理するものではない。また、学校の校務用パソコン以外からは、アクセスできない。当該学校に所属する教職員以外は、閲覧や操作はできない。教育委員会(道教委、市町村教委)からも、学校の情報を閲覧・操作できない。住民基本台帳の処理システムや各種金融機関の決済システム等と同様の方式を採用している。外部からの侵入を防ぐ措置を何重にも講じられていることなど、総務省が定めた「情報セキュリティ対策ガイドライン」の最高レベルを満たす運用を行う。

② 「学校間の序列化にはつながりません。」
   当該学校に所属する教職員以外は、閲覧や操作はできないため、教育委員会(道教委、市町村教委)からも、学校の情報を閲覧・操作することはできず、学校間の成績比較を行うことはできない。

③ 「道立学校も運用経費を負担します。」
   道立学校については、市町村立学校と同様に運用経費がかかりますが、道において一括して予算措置するもの。

【子どもと向き合う時間の増加】
 昨年策定されました国の※「教育の情報化ビジョン」において、道外の先行自治体においては、校務支援システムの導入により1日あたり30分以上「子どもと向き合う時間」が増加したという事例が盛り込まれ、事務負担の軽減やきめ細かな指導の充実等を図る観点から各都道府県での導入を求めている。