泊原発の再稼働に関する北海道新聞の世論調査の記事(3月7日)は、「75%慎重」との大見出し。ところが、内容を精査するとその印象が大きく変わることが分かった。
記事では「『認められない』と『現状では認められない』を合わせた慎重派が75%を占めた」とあるが、設問の選択肢は「再稼働自体には反対ではないが、現状では認められない」となっているのだ。それを「条件次第で容認」と捉えるならば、「69%容認」とのタイトルでも間違いではない。これは明らかな情報操作と言えないだろうか。
北海道のオピニオンリーダーとも言える、独占新聞社の北海道新聞はこのような姿勢であることを多くの人に知ってほしい。
また、たまたまお会いした原発関係者に「稼働中の原発に言及せず、なぜ再稼働を取り立てて問題視するのか?危険や不安は同じレベルではないかと思っている」と私の考えを伝えたところ、「その通り」と言っていただいた。