道教委は昨年行われた全国学力・学習状況調査の分析結果を公表しました。今回は昨年の震災の影響で希望する学校のみということになったことから、全国平均との比較はできませんでしたが、全道平均に対する振興局別の立ち位置が一目で分かるような表現となりました。
過去5年間、全道でもっとも低い平均正答率の日高の状況は、概ね昨年よりも上回ったものの、依然全道平均からは下の位置にありますので、さらなる努力が必要だと思われます。
また、報告書では、子どもや学校に対する質問の中から課題を抽出していますが、日高では「学校以外での勉強時間」が全道平均よりも下回っていること、また、「長期休業日を利用した補充的な学習サポートの実施」が18%と、全道平均の65%を大きく下回っていることが気になります。さらに「地域の人が自由に授業参観ができる学校公開日を設けているか」の質問では、日高50%に対して全道平均は80%となっています。
その他、放課後の補充や宿題の分野での改善が見られるなど、工夫も見られることから、今後の関係者の努力に期待です。本年度は4月に実施されます。