原発廃止を訴える保守系大学講師竹田恒泰氏(憲法学)の主張では、代替エネルギーとしてガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)を導入することで、簡単に原発は無くせるといっています。
GTCCは天然ガスを燃料とするもので、熱効率が火力発電や原発が30~35%であるのに対して65%という高効率の発電設備です。老朽化した火力発電施設をこのGTCCに置き換えることで、大きな設備投資が必要がなく原発の実に1/15のコストで済むといわれています。(但し火力との比較は不明)さらに、2~3年の建設工期で発電が可能になるというのです。
また、燃料の天然ガスは可採年数が250年とされるほか、日本近海に膨大な埋蔵量があるといわれるメタンハイドレードが実用化されれば有望な資源となります。(但し採掘コストには言及されていない)
しかし、なぜこれまでGTCCが普及しなかったのか、素朴な疑問が残ります。まさか原発推進のためにあえて導入を控えていたとは考えにくいが・・・