16日から始まった自民党北海道第9区支部の移動政調会は23日で6日目を終え、残すところ苫小牧、白老、登別の一日のみとなりました。

内容としては、道路、河川を初めとした基盤整備、軽種馬対策、漁港整備・浚渫、エゾシカ問題、医師確保などの要望がだされました。その他にも胆振では、観光、公共事業、入札制度、TPP問題、さらに地域性のある課題も合わせて議論となりました。従来は管内1〜2カ所に集合願い要望聴取を行ってきたものを、本年は全自治体を訪れ、しかも国会議員の応援もいただき実施できたことで、北海道の問題だけではなく直接国の課題にも一定の回答をすることができたものと思います。これを受けて、国への要望に限らず、道政に関する議会議論へとつなげてまいります。

エゾシカ問題に関しては、「日高モデル」を先行事例として参考にし地域事情に合わせた取り組みができそうです。それには自治体間、自治体と猟友会、駆除ー処理ー有効活用などで「連携」がキーワードとなると思われます。

震災がれきの受け入れに関しては、苫小牧市や西胆振広域では実施に向け、検討が行われています。また、入札制度の見直しに関して首長との考えに違いも見られるなど、今後の検討課題となりました。農地の基盤整備に関しては多くの農村地域で訴えられ、民主党政権による予算の大幅削減が農業の基礎体力さえも落としていることが明らかとなりました。さらにTPPがそれに追い打ちをかけることは明らかです。

自民党は野党であっても単なる批判政党ではなく、地域の声を吸い上げ、地域発展の為に自治体と連携して政策実現を目指してまいります。