オウム真理教最後の逃亡者、高橋克也容疑者が昨日逮捕された。17年の逃亡生活を経過してもなおオウム真理教の呪縛から抜け出せず、麻原死刑囚の写真や著書を所持していたというから驚いた。教義にしがみつくことこそが逃亡を正当化することになっていたのかもしれない。また、オウム真理教の後継団体アレフは、今もなお千人を超える信者を抱えているという。なぜ無くせなかったのか?産経新聞は、戦前の新興宗教団体弾圧の反省から、宗教団体に甘い対応がなされてきたと言い。「邪教を厳しく取り締まり、もうけすぎの団体から適正に税金をとるため体を張る政治家はいないのか」とまで主張している。
先頃、自民党は新憲法草案を提起したが、そこには政教分離を維持しつつも「一定の宗教的活動に国や地方自治体が参加することは、社会的儀礼や習俗的・文化的行事の範囲内であれば、許容される」また、「一般的な宗教に関する教育は実施できる」として、従来の宗教の話題をタブー視することから、一歩踏み込んだ考えとなっているが、ようやく普通の状態になるのだと思う。戦後の行き過ぎた宗教排除が日本人の信仰心を弱め、オウム真理教のような邪教に入信するものが後を絶たないのではないだろうか。
高橋克也容疑者は54歳、サザエさんの父磯野波平さんと同じ歳だ・・・関係ないか(^_^;)