”NHKクローズアップ現代”では、原発再稼働に反対する全国的なデモの様子を特集していました。”一般市民”が直接政治に対して意見を訴える行動にでたことが、近年の日本に無かった特殊な現象だとしていました。
番組では”声をあげ始めた市民”との表現で、それは原発の再稼働を決断した政府に対して、自分たちの声が政治に届いていないと感じたことだろうと解説していました。
さらに”サイレントマジョリティー”と言われる市民の声だとも述べていたのですが、私はそうは思いません。例えば2030年のエネルギーに占める原発依存度に関する意見聴取会では、圧倒的多数がが0%の意見を述べたがっています。ところが、報道機関の世論調査では「直ちに全ての原発を廃炉」の意見は過半数には満たないのです。本当のサイレントマジョリティーとは、”原発容認派”ともいえるのではないかと思っています。
政治に積極的に参加する意識が芽生えたのは「市民の声を反映していないとの気持ちから」と言われると、とても皮肉なことのように思います。但し、ひとりでも多くの人が自ら考え政治に参加することは、私が常々訴え続けてきたことです。このパワーを是非選挙にまで繋げていってほしいものです。そこで私の支持する考えと違った判断がされたとしても、全く不満はありません。