自衛隊北部方面隊による道内離島での訓練に関して、北海道新聞は先日のコラムに続いて社説でも反対意見を述べているが、私はその考えに理解でしない。
例えば「危機感が差し迫る状況にない北海道の離島に・・・武器を持ち込んで・・訓練をおこなう必要があるのか」と述べているが、「備え」とは、いつ何時”想定外”のことが起きても対応することができる準備をすることではないのか。自衛隊にはそれが求められているはずだ。
また、「住民や周辺国を不安にさせるだけ、という指摘もある」・・・戦車の公道走行や迷彩服での市中訓練への批判など、自衛隊の存在そのものが”危ない”と感じている人々には、何をしても「不安」にさせるのだろう。
そして、「武器のない、防災に絞った訓練こそが、自衛隊への信頼を高める」全く、信じられない主張だ。それなら「日本に自衛隊はいらない、拳銃も持たない警察と消防だけでよい」と言っていることと同じではないのか。強い自衛隊こそが、国民の信頼を高めると私は信じている。
北海道を代表する新聞がこのような考えだとは、国民、道民の安全のために日々訓練に励む自衛隊員に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。