安倍新総裁が誕生した。党員の絶対的な人気を得た石破氏は国会議員による決選投票で逆転負けしたが、しこりを捨てて、自民党再生のために一刻も早い挙党態勢をとり、解散総選挙へと進んでほしい。
次期総選挙は民主党の苦戦が伝えられ、自民党が第一党となることが予想されるが、それは今後の国会での与野党攻防によってどうなるかは分からない。政治の停滞が続くようだと、その不満が第3極へと向かうことは十分に考えられる。安倍自民党の手腕が試される。
新聞の主張では、総裁候補で最も保守色の強い安倍総裁が誕生したことで、総理となった場合の「右傾化」を危惧する声がある。一方で尖閣や竹島問題を放置してきた自民党への批判も述べられるという。つじつまの合わない批判が見られる。尖閣は「後の世代が知恵を出して解決するべき」とした中国側の勝手な解釈を都合良く黙認してきたのであって、「何もしてこなかった」ことではない。
また、当時の「お友達内閣」を批判する一方で、「バランスのとれた党内人事」と主張するが、派閥や長老の意見を批判はどうしたの