29日閣議決定した25年度予算で、北海道開発予算は11%増の4,770億円となり、13年ぶりの前年当初を上回ることになりました。
重点化するのは3分野
1,「復興・防災対策」=道路・河川管理施設等の総点検、老朽化対策、津波対策等の推進。地域裁量による農山漁村の防災や基盤整備
2,「成長による富の創出」=物流ネットワークなど基幹ネットワークの整備など
3,「暮らしの安心・地域の活性化」=担い手への農地集積の加速化、農業の高付加価値化等のための水田の大区画化・汎用化、畑地かんがい等の整備
主な事業は
「道路整備」 1,602億円(1.06)
「港湾」 144億円(1.00)
「廃棄物処理」 11億円(0.95)
「農業農村整備」 667億円(1.25)
「水産基盤整備」 208億円(1.01)
その他
4,北海道総合開発の効果的な推進=北海道特定特別総合開発事業推進費(特特推進費)により、新たな食関連産業の育成方策の検討、インバウンド観光に資するニューツーリズムの推進方策の検討などを実施する。
5,アイヌ施策の推進=アイヌの伝統などに国民理解促進のための施策推進。「民族共生の象徴となる空間」基本構想に基づいた、調査を実施する。
6,北方領土隣接地域振興対策=北方領土隣接地域の振興などの施策の推進と、魅力ある地域社会形成のためのハード、ソフト一体の施策推進。