地元紙によるTPP参加の場合の道内農業に与える影響についての特集記事。道は国の影響試算に準じて道内の影響を12品目を対象に算出している。その影響額は4762億円、ところが北海道新聞は国の対象品目に準じてわざわざ軽種馬を除いた数字(4661億円)、一覧表(11品目)を掲げている。
北海道の農業を考えるときに軽種馬を無視して良いのかと憤りを感じる。軽種馬は関連産業を含むと600億円規模の地域経済を構築し、TPPの影響額101億円も決して低くはない。道内の一地域ではあるがそこにおける最重要産業であることは紛れもない事実なのだ。
業界をあげての活動があまり活発ではないことがこのような存在感の軽さに繋がっていくのかもしれない。ますます私のやるべきことがありそうだ。
藤沢すみお