「投票しないで偉そうに言うなと批判されるから、しょうがなく投票に行った」と語るのは某大学の准教授。また、「投票したい候補者がいない。政治に不信感があって、自分の一票で良くなるとはとても思えない」。さらに「投票を押しつけられるのもいやだし、『投票しない自由』だってあるはず」という。
選挙に関する新聞の特集でのコメントだが、教育者のことばとは到底思えない。もちろん投票は押しつけるものではないけれど、この考えは「不満はあるけど、黙っていても日本は(誰かがやるから)何とかなる、」との前提に立ってはいないだろうか。本人は気がついていないかもしれないが、全く無責任な発言だと私は思った。世の中がどうやって動いているのか、もう少し実際の政治の現場を見てから言ってほしいと思う。