名古屋市長選、愛知県知事選、そして名古屋市議会リコール住民投票の結果、すべて川村市長の思惑通りの結果となりました。市長は市民減税と議会議員報酬の半減を争点としたことから、民意は川村市長の考えを支持するということになります。あるTV局のニュース番組でコメンテイターも「外国では議会が夜間行われ、日中はそれぞれの本業を行っている。報酬も安くてすむ。日本の議会もそんな時代に入ってきているということ。」と断じていましたが、私は全く納得がいきません。そもそも広域な道議会で夜間の議会が可能か?また、本業の片手まで勤まる議会だろうか。それなら、国会もそのような形でできるというのだろうか。私はより多くの立場の人々が政治に参画するために、職を休職しても議員になれるシステムや報酬が必要だと訴えたいし、選挙の争点にしてほしいとさえ思います。名古屋市民の選択により、今後は特定の人にのみ議員の道を開く流れになりはしないかと心配します。また、川村市長が自分の考えを議会に通すために、どれほどの努力をしたのでしょうか。自分の考えが実現できないことで、事実上の議会解散の道を選んだことで、二元代表制をどれほど理解しているのだろうと疑問に思います。しかし、現実には市民が今回の投票で、川村市長を支持したということは間違いのない事実ですね。
今日新ひだか町で、参議院議員長谷川岳さんを招いてタウンミーティングを開催しましたが、ちょうど議員定数や議員報酬の話題となりました。私は決して大衆迎合する気はなく、少なくとも日高は現在の定数が必要だと考えるし、議員報酬も減額する気はないと述べました。